こんにちは!本日は
「病気は才能」
おのころ心平さん著 ブックレビューです😊
かなり前に発売された本ですが、タイトルにかなりインパクトがあります
「病気とは本当にネガティブなものなのか」
という問いかけで始まる本書の主張は、
病気は決してマイナスではなく
むしろ病気や体の不調は
その人の未だ発現されていない才能
と見ることができるということです
本書の「病気」を、
不安や不満、問題などと言い換えると
心理学、コーチングなどの分野では
すでに研究が進み共通する内容が多いので
根本となる考え方についてかなり共感できます。
つまり、病気を身体だけの問題として
ただ排除するのではなく
そこから何らかの学びを得ていく
という視点です
そして、病気の治療はお医者さんに任せても、
治癒させることは本人にしかできない
と本書は説いています
では、どのように病気を才能に変えるのでしょうか?
本書によれば、
病気とはすなわち自分の本質とどう向き合うか
という問題なので、
癒すきっかけは価値観の変容、感動を勧めています
基礎となる考え方は東洋医学的な考え方ですし
メンタル面での問題を扱う視点とも共通してますので大変参考になります。
ただ、目の症状は「頑張りやさん」
にでることが多く、
眼瞼下垂は
「自分の弱味を見せたくない」方が多い
というような、
著者ご自身が多くの臨床から得た
症状に現れた心の関係については、
それらしい説明がついてるものの
府に落ちるかというと必ずしもそうではありません😣
人は誰しも言われれば、
「そういう傾向があるかもしれない」
と思うように、
多重的な性向を持っていますから、
こういう症状ならこうした性向、
というのを鵜呑みにし一喜一憂するのではなく
「自分自身に向き合う」
この点が何よりも大切なのだと思います。
本書の基礎となる考え方を参考にしつつも
症状の診断や心の処方箋など具体例については
参考程度に、そしてもう少し多角的な視点から
読むのが良いのかと思います
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